はじめに
今や広告を出す業種であればウェブ広告は当たりまえの時代になりました。
その理由としてあげられるのが
- ほとんどのユーザーがインターネットを利用している
- ターゲティングが細かくできる
- 効果測定ができる
- 予算を自分で決めることができる
といったようにウェブ広告の需要が年々加速的に高まり2018年には市場規模1兆7,000億円を超え、テレビ広告費と同等のところまで迫っております。
[icon name=”angle-double-right” class=”” unprefixed_class=””]以前の記事でウェブ広告の種類をお伝えさせていただきましたのでそちらも合わせてご参照ください。(オンライン広告の種類)
広告予算って一体いくらかければいいの?
では本題です。
本日お伝えするのがウェブ広告における予算の決め方です。
確かに自分で予算を自由に決めることができるのはいいけど、一体適正予算っていくらなの?
ということで広告予算を決めるうえで知っておきたいすぐに使える算出方法を2パターンほどお伝えさせていただきます。
まず一番簡単な算出方法がこちらです。
① 上限CPAから算出する方法
CPAとはCost Per Action の略で意味はコンバージョン単価のことです。
つまり1件当たりのコンバージョン(CV)にかかった広告費用をCPAと呼びます。
[icon name=”angle-double-right” class=”” unprefixed_class=””]コンバージョンについてはこちらの記事をご参照ください(【初心者でも分かる】広告の成果を見てみよう!コンバージョンとは?)
コンバージョン(CV)1件にかけることができる許容獲得単価が上限CPAです。それに加えてその広告から何件売りたいのか目標を設定します。それらをかけ合わせれば適正な予算を算出することができます。
上限CPA×目標件数=広告予算
例
原価3,000円の商品を10,000円で販売する場合1件購入あたりの利益は7,000円となり、そこから手元に残したい利益が5,000円だった場合の上限CPAは2,000円となります。ウェブ広告から月間50件の売り上げを目標にした場合
広告費10万円かけることで、1件あたりの購入で手元に残る利益が5,000円なので50件売り上げることで25万円の利益が生み出されるという仕組みになります。
② 受注までを逆算して広告費用を算出する方法
不動産や住宅業界などの場合ウェブ上でのコンバージョン(CV)が問い合わせや資料請求となることがほとんどなので以下の図のような考え方が必要です。
- 受注までに必要な商談件数
- 商談までに必要な資料請求・お問合せの数
- 資料請求・お問合せに必要なウェブサイトの訪問数
前提として、これらのおおよそのレートを把握しておく必要があります。
上記図の場合、ウェブが入り口で受注1件決まるまでに1,000人のサイト訪問数が必要となります。
例えばリスティング広告で受注を3件増やしたいのであれば、1クリックあたり100円とした場合
ただし、広告費が受注単価を上回ってしまうようでは元も子もないのでしっかりと精査してから広告を出すよう心掛けけましょう。