こんにちは。
ミライエカンパニーのOです。
今日はプロダクトアウトとマーケットインについてお話したいと思います。
この言葉を聞いたとき、昔聞いたことがあるデザイナーとアーティストの違いに似ているなって思いました。
アーティストは自分の中にあるものを様々な形で世の中に表現している人。デザイナーは発注者が望んでいるものを的確にデザインして、結果が求められる人というイメージです。プロダクトアウト思考はアーティストだし、マーケットイン思考はデザイナーさんの思考に似ているなってと思います。
さて、我々もメディアを運営している立場として、ふと考えさせられるときがあります。
自分たちが良いなって思うものを、ユーザーや読者に勝手に押し付けていないか!?
どや、このデザインかっこよくない?
どや、この企画おもしろくない?
どや、自分たちイケてない?
なんて、どや顔でメディアを作り始めたら、終わりだなって思います。
運よく、自分の中にあるものとユーザーが欲しい情報が一致しているうちは良いかもしれませんが、もしユーザーの思考が変わってしまったら、ただの独りよがりの情報になってしまいます。
最近テレビなどを見ていても、芸能人がただ楽しんでいるだけで視聴者が置いてきぼりの番組などを見ると、あー、このままではyoutubeに全部持っていかれちゃうなって思います。
小さいお子様がいる方ならわかると思いますが、今の子どもたちは2歳とか3歳からyoutubeをフリックしながら使いこなして、自分が見たい番組だけを選んで視聴しています。さらにyoutubeも過去の視聴履歴をもとに、そのユーザーにあったレコメンドを提供しその精度はどんどん上がっています。要するにこれからの世代は、昔のマスメディアのように一方的な情報を受け取って行動するのではなく、自ら選んで興味のある情報だけを見るようになっています。
もっと先に行くと、スマホや音声検索も使わず、頭の中で思ったことや、その人の体調などに合わせて、AIが自動でレコメンドしてくれる時代が来るそうです。
もう凄すぎてついていけない!笑
我々も他人ごとではなくて、社会や世代がどんどん変わっていっている中で、ターゲットの興味・関心に合わせた良質なコンテンツを提供していかなければ、これからの時代はまったく通用しないのだろうと思います。
2021年はもっと、ユーザーのことを考えるマーケットイン思考でサービス改善と改良に努めたいと思います。